「実物資産」はポートフォリオの必須アイテム
あなたの資産ポートフォリオは万全ですか?
最近、良く使われるようになってきた「ポートフォリオ」。
元来は書類を持ち運ぶためのカバン、という意味ですが、金融業界では資産を様々な種類に分散し、全体として管理する概念として用いています。
良く「卵を一つのカゴに盛ってはいけない」などと言いますね。
現預金、株式・債券・投資信託・保険などの金融商品、そして金(ゴールド)などの実物資産にバランスよく分散するイメージです。
ところで、あなたが保有する資産のポートフォリオは万全でしょうか?
投資は嫌いで、現預金だけしか持っていない人は、インフレが最大の脅威です。
日本円建ての金融資産だけだと、金融危機や円安のリスクをカバーできません。
現在、世界中がインフレとその後にやってくる景気後退を織り込み始めています。
おそらく、為替や金融市場は大荒れの状態が続くことになるでしょう。
「◯◯ショック」という、大きな暴落も視野に入れておく必要があります。
そうなった時、あなたの資産ポートフォリオは隙がない状態と言えますか?
ポートフォリオに追加すべき実物資産は?
インフレによる貨幣価値下落、景気後退を伴うスタグフレーション、更には日本国債の暴落に伴う財政破綻リスクさえも、決して笑い話ではなくなって来ています。
財務省トップの矢野事務次官(2022年6月退任)が、岸田政権のバラマキ政策を「タイタニック号」になぞらえて、財政デフォルトを示唆したことは記憶に新しいところです。
現預金はダメ、金融商品も危険、ということになると、頼りになるのはインフレや価格暴落リスクから遮断された「実物資産」です。
古今東西を問わず、資産を守り抜いた資産家たちは、必ずと行っていいくらいこの「実物資産」を資産ポートフォリオに組み込んで危機を乗り越えてきたばかりか、しっかりと資産を増やし続けて来ました。
しかし、一言で「実物資産」と言っても、次の表に見られるように、様々な種類が存在しています。
もちろん、これら以外にも「クラシックカー」「クルーザー」などの大型資産も存在しますが、私達個人が保有するには無理があります。
そこで、「品質管理」「保管コスト」「携行の利便性」という3つの切り口で優劣を整理すると、断然「アンティークコイン」の優れた特性がご理解いただけるのではないでしょうか?
もう少し詳しく見てみましょう。
*品質管理
素材が劣化しにくい貴金属で出来ていることに加え、スラブケースと呼ばれるアクリルのケースに密閉する方法もあるので、傷等を含めた品質劣化リスクはほぼありません。
*保管コスト
品質劣化のリスクが小さく、場所も取らないため、保管コストもほとんど発生しません。ただし、盗難、火災リスクなどを考慮すると、セキュリティレベルの高い倉庫や貸金庫などを活用する対策も有効です。
*携行の利便性
いつでも手元で現物を確認でき、ポケットやバッグに入れて何処へでも簡単に持ち出せるせる点において、コインは腕時計とともに優れています。
不動産は文字どおり動かすことは不可能で、重い金塊を持ち運ぶのも容易ではありません。昔のヨーロッパの富裕層は、戦争や政変などが起こったときには資産をコインに換え、ポケットに忍ばせて国外に逃げ出すこともあったようです。