3つの特徴
3つの特徴
どうして世界中の資産家たちがアンティークコインを買い求め、金融資産からのシフトを図っているのでしょうか?
その主な理由は次の3つです。
①インフレや金融危機の影響を受けない、 鉄壁の「資産保全効果」
② 世界中のカネ余り現象を背景とする「安定した価格上昇トレンド」
③ 金融商品ではなく、マイナンバーやCRSなどの「当局の規制対象外」
インフレや金融危機の影響を受けない、 鉄壁の「資産保全効果」
保有資産が、株や債券、投資信託などの金融商品だけの人にとって、金融資産の暴落が最大のリスクとなります。
2008年、リーマン・ショックの震源地となったアメリカでは、NYダウ平均株価がわずか1日で777ドルも暴落し、その影響はアメリカ国外や株式以外の相場にも波及した結果、世界中の投資家は大きな損失を被りました。
そして、世界中のマネーの総量が増加し続けている結果、このような金融ショックの発生間隔が次第に短くなって来ています。高値が続いてきた株式市場は、米FRBによる金利引上げ政策導入によって潮目が変化した感があり、いつ大きく崩れても不思議ではありません。
このように、金融市場では短期的・周期的な暴落が繰り返されるのですが、アンティークコイン市場はほとんど暴落の影響を受けていないのです。
これは市場構造の違いによるものです。
機関投資家やプロトレーダーがうごめく株式市場や為替市場などと異なり、アンティークコインは主に個人のコレクターで市場が構成されているため、短期・投機的な取引はごく一部しか行われません。
その結果、アンティークコインの相場は他の金融資産と一線を画し、不安定な金融情勢下でさえその価値をほとんど落とすことなく、むしろ一貫して相場が上がり続けるという特徴があります。だからこそ、金融資産の「逃げ場」としては最適と言えるのです。
世界中のカネ余り現象を背景とする「安定した価格上昇トレンド」
コロナショックの副産物である世界的カネ余りとインフレ進行などを背景に、アンティークコインに対する需要が急拡大しています。
その結果、日本でも、インフレヘッジや節税、そしてこれからの時流に乗って資産を大きく増やす魅力的な投資対象であることに気付いた一部の人たちが、すでに行動を開始しています。
ちょっと思い出してみてください。
Bitcoinが登場した頃、どんな評価を受けていましたか?
皆が投資対象として認識する前に仕込んでおく「先行投資」が、大きな利益を得るためのセオリーです。
金融商品ではないことの意味
アンティークコインは古美術品などと同様、「古物」の一種であることから、金融商品のような厳格な法的規制の対象外となっています。
その結果、売買時のマイナンバー提示は不要で、「支払調書」も提出されません。
加えて、所有者の名義が特定できないため、現物の保有者=所有者という「匿名性」という大きな特徴もあります。
従って、ここでは具体的なお話はしませんが、資産家や権力者たちは、この特徴を賢く活用して資産を保全しているのです。そして、このある意味「抜け道」は、皆が気付いて多用されるようになると、例外なく蓋をされてしまいます。
のんびり構えていると、あっという間に規制の網がかかってしまうかもしれません。